自力で抜け出せないなら、プロの手を借りるまでだ。そう決心してスマホの画面を開いたのだった。

どーも、越川です。

みゆりんさん(佐藤美由紀さん)に呼んでいただいて、
スピリチュアル茶話会でお話と個人セッションさせていただきました。

その時の模様はみゆりんさんのブログで確認だ!

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好きなこと、得意なことがあるし、やりたいと思うけれど
いざやろうとすると、そういう気分にならない、逆に苦しくなる・・・

セッション後は、やってもいいしやらなくてもいい、でもまた再開してもいいな・・・
とやりたい事に対する考えも変わり、表情も明くなられました。

なんと、美白効果まで!

で、折角感情が変わったので、小説風に感想を下さいとお願いした結果が、これだよ!

ってことで、大作の感想を分割で掲載しまーす。


感想をいただきました!(N・K様) その1


個人セッションを受けようと思った理由を教えてください

どうにもこのところツイていない。

私は深い溜息をついた。
事の起こりは一年半程前に遡る。
当時の医局長から、教授付きの医局秘書にならないか、との打診を受けたのが全ての始まりだった。

医局秘書になれば、今の研究室のパート秘書よりも収入は格段に上がる。
大学受験を控えた息子と、中学生になる娘の教育費を考え、私はその話を承諾した。

いつまで「小説家になる」なんていう昔の夢に拘っていても、現実の懐は温まらないのだ。
それにもう最近では小説を書く事すらできていない。
自分でも本当にそれがしたい事だったのかも今ではあやふやだった。 だから私は、もうその夢は捨ててしまおう。

そう思っていた。 そんな思いもあって、医局秘書に異動の話を私は受け入れたのだ。

しばらくして医局長から
「また教授からちゃんと話があると思うけれど、医局秘書の話、決まったから」
そう報告があった。
今の職場ともお別れか。

同僚はとてもいい人だったし、ドクター達もそれなりに気を使ってもらっていて、なかなか人間関係に恵まれた職場だったので少し寂しくはあったが、同じ教室内での移動なので職務内容は変わっても人間関係にそれ程の変化はない、と自分に言い聞かせた。

――それが一年前の事だった。

更に半年が過ぎた。
なのにどうして今、私はまだ研究室のパート秘書をしているのだろうか。
医局秘書にはちゃっかりと別の部署から異動してきた新しい人が就いている。
たぶんもう私の所にその役目が回ってくることは無いように思えた。

惨めな気持ちと怒りが胸の奥で渦巻いていて、一気に仕事に対する情熱が消えた。
私は別の教室から出ていた求人に応募することに決めた。
もうここで働くのが辛かったからだ。
それに今よりも稼ぎたかったのもあった。

求人先の話では何度求人を出しても応募者が無く困り果てていて、
応募してくれるならぜひともお願いしたい、という事だった。
面接も自分で言うのも何だが、手ごたえがあった。もう半分以上受かった気分でいた位だ。

けれどひとつ気になる事はあった。
面接の時になって他にも応募者が現れた、という予想外の話を聞いたのだ。

けれど求人枠は二人だったので、例え応募者がもう一人増えようともそれ程の脅威では無いはずだ。
そう自分に言い聞かせる。 不安が無かったわけではない。
合否の連絡がなかなか来ないのも不安を煽ったが、それは今の職に就いた時も数週間待たされたのだから珍しい事ではないはずだ。

それでも時々不安に負けて、そっとチャネリングで自分のガイドに尋ねてみたりした。
ねえ、不採用じゃないよね?合格してるよね?
返ってくる答えは「不採用だよ」だった。
何でよって聞きかえしてみると、何やら高次側の都合で不合格にしてるし、前の医局秘書の話も同じ理由でNGでした的なメッセージが。

……私、精神的に疲れてんのかな。
中二病だなこれ。
あなたは世界を救う特別な存在です的願望だな。
きっとチャネリングの情報を歪めて受け取ってるんだ。うん。

そう思って聞き流しては自分の採用を信じようとしていた。
で、結局そんな私にもたらされたのは「不採用」だった。

は?何で。
目の前に突き付けられた現実が信じられなかった。

え、こんな事ってあるの?しかも半年の間に2回も続くもんなの?
ますますやる気が損なわれた。
それでも現実は待ってはくれない。
現実にお金は稼がなければ懐に入って来ないのだ。
それに人事の担当官が、無神経にも他の求人の話を持ちかけてくる。

そちらもどうやら退職者が出て至急補充が必要との事で、ガツガツと飢えた対応が気に障る。
再びガイドに尋ねてみるが、「受けたかったらどうぞ。(でもダメ押しのトドメ刺されるだけだけどね!的雰囲気が言外にぷんぷんにおってくる)」と意味深な笑みが返ってきた。
ううん……
私は迷った。

ここでやめておくべきか。
やけくそになって受けまくってもろくなことはないだろうし。
態勢を立て直して、大学以外の求人をさがすのも一つの手だとも思う。

でもそう思うはたから、いやいや就活なめんなよ。
そんなんで諦めてたらいつまでたっても変化は起こらないからな、と焦燥感が襲ってくる。
逡巡の結果、私は決めた。
とにかく就活をしなければチャンスも巡って来ないのだ。
それに立ち往生している間にモチベーションが下がってしまう事も怖かった。
私は決心して重い身体と気持ちに鞭打つ形でもう一度面接に臨んだのだった。

それなのに。
失敗だった。

そう悟るのに時間は掛からなかった。
職務内容が人事から聞かされたものとかけ離れていたのだ。

たとえ採用をもらったとしても、これはとてもではないが私に勤まりそうにもないと思った。
面接の最後辺りでは、ガイドの意味ありげな笑いの意味が分かり始めていた。

あああ!もう本当に限界だった。
今すぐこの現実をどうにかしたかった。
……いや、絶対に今の現状から抜け出してやる!

自力で抜け出せないなら、プロの手を借りるまでだ。
そう決心してスマホの画面を開いたのだった。



【その2へ続く】